牧野葉子さん
1.主にどこで活動されていますか?
乳がんの患者会「あけぼの神奈川」の共同代表として、同時に神奈川県立がんセンターの「がん患者サロンあさひ」のピアサポーターとして活動しています。
「あけぼの神奈川」には「あけぼのハウス」という活動があり、かながわ県民センター12階のかながわボランティアセンターで乳がん患者のためのピアサポートを行っています。
主に初発の方のための「ピアサロン」(毎月2日曜日13時30分から15時30分)
再発転移している方のための「スマイル」(毎月第2土曜日10時から12時)
「乳房再建の会」(隔月第3日曜日13時30分から15時30分)
があります。
またコロナ後には「オンラインピアサロン」不定期と
「再発患者限定のオンライン交流会」(毎月第4土曜日10時30分から12時)を行っていて、
現在、私は主に再発患者限定のオンライン交流会のスタッフとして活動しています。
その他いろいろな交流会も行っていて、これもピアサポートだと思います。
患者サロンあさひ(① オンライン・② 対面)
対象:全がん がん患者とその家族
①オンライン日時:毎月第3金曜日14時から15時30分
場所:Zoom(神奈川県立がんセンターホームページより申し込みが必要)
②対面日時:毎月第4水曜日11時より13時(申し込み不要)
場所:神奈川県立がんセンター 病院棟1階正面入口左 情報コーナー
なお「あけぼの神奈川」も「患者サロンあさひ」も日程、時間は変更の場合がありますので、ホームページ等でご確認ください。
2. ピアサポートを受けるためには、何か申し込みなどの手続きが必要ですか?
あけぼの神奈川のピアサポートを受けるためにはホームページ(https://www.akebono-kng.org/ )から申し込みをしてください。基本的には会員のための活動ですが、すぐに入会手続きをしなくても体験参加も出来ます。
県立がんセンター患者サロンあさひの対面のサロンに参加されたい場合、申し込み等の必要はありません。県立がんセンターの患者でなくても、どの部位のがんでも参加できます。
がん患者サロンあさひオンラインでの場合は、Zoomのご連絡がありますので、神奈川県立がんセンターホームページ(https://kcch.kanagawa-pho.jp/cms/form/mfp17.html )からお申し込みが必要です。参加費はどちらも無料です。
3. ピアサポーターになろうと思ったのはなぜですか?
乳がんの術後、乳がんの患者会「あけぼの会」に入会し、神奈川支部をお手伝いするようになりました。
笑顔が消えたからとご家族から背中を押されて患者会の活動に参加された方がいらっしゃいましたが、はじめはこわばった表情だったのに、お帰りになることには柔らかな素敵な笑顔を見せてくれるようになり、ピアサポートの力を感じ感動しました。そんなことが何回かあり、自分も後輩の乳がん患者のためにお役に立てるなら出来ることをしたいと考えるようになりました。
また自分の手術の前後など不安だったときに、他の方はどうされているのか話を聞きたかったという思いもありました。
初めて1対1のピアサポーターとして活動したのは、聖路加国際病院で行われていた「あけぼの会」の病院訪問ボランティアABCSSでした。入院されている乳がん患者さんを訪問して体験者としてお話しする活動です。
ABCSSは1対1のピアサポートでしたが、ABCSSの養成研修会でご一緒した仲間とグループでのピアサポートも神奈川でやりたいという話になりました。
1対1のピアサポートの良さもありますが、グループでのピアサポートも他の方のお話を聴く事によって気づきがあったり、勇気づけられたり、情報をもらったりできます。そして2003年に「あけぼの会神奈川支部」で少人数のピアサポートの集まり(現在の「あけぼのハウス」)を作ったのです。
その後、神奈川県立がんセンターで2008年から1対1の病院訪問ボランティアABCSS活動を行っていましたが、がん患者サロンを立ち上げるというお話をいただき、ABCSS活動を終了し、2014年に「患者サロンあさひ」の活動開始、現在まで協力しています。
4. ピアたちに一言
同じような辛い思いや悩み・不安を体験した仲間:ピアたちに伝えたいことは、ひとりで悩んでいないで、ひとりで抱え込まず、ピアサポートを受けてみましょう、ということです。
病院のがん患者サロンでも良いし、患者会に参加されても良いでしょう。ひとりではない、と孤立感が薄れ、きっと気持ちが軽くなると思います。話すことで気持ちの整理が出来ます。私が初めて患者会のおしゃべり会に参加したときにも、患者仲間と以前からの友達だったように話し、楽しく笑い合うことが出来ました。
ピアサポートを受けてと良かったと思えたら、次はサポートする側になっていただけたら、と思います。
ピアサポーターになると、自分の体験が役に立ち、たくさんの感動や喜びを得ることも出来ると思います。お話を伺っているだけなのに、「心が救われました」「とても気持ちが楽になりました」などの言葉を聞くと本当にうれしいものです。是非ピサポートを広めて欲しいと思っています。
といっても四半世紀も活動しているうちには上手くいかなかったこと、辛い思いをしたこともいろいろとありました。
どんな悩みや不安があるのか、お気持ちを分かるためにも最新の治療の勉強はしています。講演会に参加し、CNJのがんナビゲーター試験も受けて認定されました。ただ長く活動しているとつい教えてあげるという態度になりがちです。
情報提供も大事ですが、初心を忘れず、対等な仲間という立場を忘れないこと、そして双方が傷つかないためにもピアサポーターとしての研修を繰り返し行うことも大切だと思っています。


