第1回 松沢千恵子さん
主にどこで活動されていますか?
私が「ピアサポーター」として第一歩を踏み出したのは、2012年4月「かどべや」(ピアサポートよこはま)が始まりでした。
現在は神奈川県立がんセンター患者会「コスモス」世話人として、また「がん患者サロンあさひ」でピアサポーターとして活動しています。
患者会「コスモス」定例会(対面 申し込み不要)
対象:全がん がん患者とその家族
日時:毎月第2(祭日は第3)月曜日13時から14時30分
場所:神奈川県立がんセンター 管理研究棟5階講堂

患者サロンあさひ(① オンライン・② 対面)
対象:全がん がん患者とその家族
①オンライン日時:毎月第3金曜日14時から15時30分
場所:Zoom(神奈川県立がんセンターホームページより申し込みが必要)
②対面日時:毎月第4水曜日11時より13時(申し込み不要)
場所:神奈川県立がんセンター 病院棟1階正面入口左 情報コーナー
ピアサポートを受けるためには、何か申し込みなどの手続きが必要ですか?
患者会「コスモス」、対面のサロンに参加されたい場合、申し込み等の必要ありません。
がん患者サロンあさひオンラインでの場合は、Zoomのご連絡がありますので、神奈川県立がんセンターホームページからお申し込みが必要です。参加費はどちらも無料です。
ピアサポーターになろうと思ったのはなぜですか?
私は長い間アメリカに住んでおりましたが、2007年に帰国して程なく乳がんがわかり、手術・抗がん剤・放射線治療を受け、その後、経過観察になりました。この先どうしようかとボランティア講座や通信教育で社会福祉士の勉強をしたりしていましたが、何もできないでいました。
そんな時、東日本大震災が起こりました。テレビを見るだけで怖くて、動けなかった私は「勉強しているだけじゃダメ」「何か人の役に立つことがしたい」とヘルパー2級、CNJ乳がん体験者コーディネーターの資格を取りました。
CNJの資格は私には高額でしたが「がん患者でなければできないことがある」ということが、私を一歩前に押し出してくれました。翌年の春からヘルパーとして老人ホームで働き、ピアサポーターの活動を始めました。
罹患後すぐに参加させていただいた患者会「コスモス」にも顔を出したら、お声をかけていただき、世話人として仲間に入れていただきました。
乳がんがわかり、乳房再建をした人と話がしたいと思いましたが、出会えなかったこと、入院していた病院の待合室で再発患者さんたちが丸くなって話をしていたことが忘れられず、『患者が自由に話せる場所があるといいな』と思ったことが、活動のベースになっています。
ピアたちに一言
神奈川県のホームページでピアサポートを検索すると、「ピアとは仲間という意味の英語です。ピアサポート活動は、同じような境遇やよく似た体験をもつ者同士が支えあうことを意味します。(中略)また、独自にピアサポートを実施している病院もあります」と、書いてあります。
「がん患者さんのために自分の経験がお役に立てれば」と始めたピアサポート活動は、医療的なことにはタッチしないというのが原則ですが、自分の持っているがん情報が日進月歩のがん治療とかけ離れた古いものになっていないか、常にアップデートする必要があると思っています。
そこで私は、がん治療学会の認定がん医療ネットワークナビゲーター・シニアナビゲーター制度を知り、受講してシニアナビの認定をいただきました。ピアだけを対象にしているものではありませんが、良い制度だと思いますので、ご紹介させて頂きます。
がん治療学会認定ナビ制度
https://www.jsco.or.jp/certifiednavi/
ピアサポーターは、がん患者さんと共に、辛いことも・悲しいことも多く経験させていただいて生きています。どんなに長く活動を続けていたとしても、ピアは仲間です。そのことを忘れずに、常に横並びの関係で、共に学び成長する存在でありたいと思っています。


