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診断から◯年目、その節目の時に知りたい新しい指標

「サバイバー生存率」

年生存率は毎年変わるって、知っていましたか??

従来のがんの「5年生存率」は、がんと診断された年を基準にして、 少なくとも5年間生存する人々の割合を示すものでした。

この「5年生存率」は、がんのステージ、年齢、性別ごとにすべてのがん患者を含めて算出されていました。

しかし、いまや多くのがん患者は5年以上生存し、 長期的な予後は、がんのタイプや治療への反応によって、 年々改善していくことがわかっています。

それでは、がん患者が従来の5年生存率にとらわれず、 最適な未来のライフスタイルを選択していくためには、 どんなデータが役にたつのでしょうか?

新しいがん生存率の指標「サバイバー生存率」は、その答えの一つです。

「サバイバー生存率」は、がん患者が実際に最初の診断から 生存した年月にもとづいて算出した生存率を表す、 「5年生存率」に変わる新しい指標です。

日本の6都道府県のがん登録台帳に記録されたがん症例、 138万7,489件について長期生存傾向を評価したデータから がん患者の「サバイバー生存率」は年々改善することがわかったのです。

「サバイバー生存率」では、診断年から経過年1年ごとに、 その後の5年生存率は変化し、次のステップへと進んでいきます。

ここでは胃がんの「サバイバー生存率」が経過年ごとに どう変化するかを見て見ましょう。

がん種を選んで、サバイバー生存率がどう変化するか見てみましょう。