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日本がん登録協議会 > アスベスト健康障害である中皮腫の危険性を証明した事例
アスベスト健康障害である中皮腫の危険性を証明した事例[2024.03.28]

アスベスト健康障害である中皮腫の危険性を証明した事例

分野 1.がん対策・企画(1次予防),5.疫学研究・研究推進
活動時期 2005年
活動地域 神奈川県、千葉県、大阪府、長崎県
活動主体 共同研究(神奈川県、千葉県、大阪府、長崎県)
 
背景
主な活動内容 アスベストを使う工場があったなど中皮腫の患者が出やすいとみられる4府県を対象に、69年から01年までのデータを3年ごとにまとめた。
成果 69-71年には、患者は神奈川県の4人だけだった。しかし15年後の84-86年には4府県すべてで患者が発生し、合計は76人に達した。その後も93-95年に284人、99-01年は492人と増えている。女性は99人で約2割を占めた。 増加傾向には地域差があり、大阪、神奈川、千葉は急増している。99-01年の患者は、大阪256人、神奈川153人。長崎は96-98年の51人がピークで、99-01年は38人に減っている。 70年代からの患者の急増ぶりが分かったのは初めてであり、女性の割合の多さから、職場でなく生活の中で被害を受けたおそれもあることが推察された。
導入および確認された制度・法律・学説
主要文献 1. 毎日新聞2005年9月3日