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がん登録の資料と肺がん検診の結果を検証し検診の有効性が示された[2024.03.28] |
がん登録の資料と肺がん検診の結果を検証し検診の有効性が示された
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分野 |
2.がん検診(2次予防) |
活動時期 |
1997年~1998年 |
活動地域 |
宮城県 |
活動主体 |
宮城県地域がん登録 |
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背景 |
胸部間接X 線による肺がん検診の死亡率減少効果を評価した。 |
主な活動内容 |
1992−4年に県内49市町村で死亡した肺がん症例328例と、正常対照1886例を対象として、症例対照研究を行った。肺がん死亡症例の診断年月日や臨床特性を、宮城県地域がん登録の資料を用いて調査した。 |
成果 |
症例と対照で過去の検診受診率を調査したところ、死亡症例の12ヶ月以内受診率は73.5%と、対照の82.6%より低かった。検診受診による肺がん死亡のオッズ比(95% 信頼区間)は、0.54 (0.41-0.73) だった。 |
導入および確認された制度・法律・学説 |
厚生省がん研究助成金による「肺がん検診の効果の判定とその評価方法に関する研究」班(班長・東北大学加齢医学研究所藤村重文教授)において同時に実施した新潟・群馬・岡山での症例対照研究の結果も、本研究とよく一致していた。これらをあわせて、適切な精度管理のもとで行われた胸部間接X 線による肺がん検診の有効性が示唆された。 |
主要文献 |
厚生省がん研究助成金による「肺がん検診の効果の判定とその評価方法に関する研究」班:「肺がん検診は有効か? 厚生省藤村班平成9-10 年度研究報告書速報」,東北大学加齢医学研究所呼吸器再建研究分野,仙台,1999. |
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