群馬県施設別生存率 原町赤十字病院 2007-2008年症例

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全体について

今回、群馬県内の主だった施設のがん患者生存率が公表されたことは群馬県内で生活する住民にとって非常に意義のあることだと思います。一方、悪性腫瘍患者さんを診療する病院の責任も、一層重くなっていくと思われます。
原町赤十字病院の職員も、すべてのがん患者さんに対して、これまで以上に真摯にそして正確に、診断、治療さらにフォローアップを行っていく所存です。

胃がん(C16)5年相対生存率

原町赤十字病院の特徴は、平均年齢が71.8歳と、唯一70歳を超える施設であること、病期判明率、追跡率が極めて高いことである。I 期の実測生存率が多施設に比べ若干低い傾向にあるように見えるが、これは胃がんに罹患する方々の年齢の高さと関連があると考えている。II期、III期の生存率は多施設とほとんど同様である。

大腸がん(C18-20)5年相対生存率

原町赤十字病院の特徴は、胃がんと同様平均年齢が72歳と最も高いこと、病期判明率、追跡率が極めて高いことである。相対生存率も県内で上位に位置している。がんに対する診断、治療およびチーム医療の体制が確実に行われていることがその理由と考えている。

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