群馬県のがんの状況[地図で見るがん情報]
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医療圏別 罹患率・死亡率・生存率・進行度の地図
(2010-2012年)
今回は最近の治療技術を反映した生存率を反映するために、Period Analysisを用いています。
胃がん女性
前橋は、罹患率は高いのですが死亡率は県全体の値くらいに抑えられています。遠隔転移と比べた限局で発見された胃がんの割合が大きく、5年相対生存率も高い値です。
高崎は、遠隔転移と比べると限局で発見された胃がんの割合が大きいのが特徴ですが、5年相対生存率は県全体の値くらいで、罹患率や死亡率もともに県全体の値くらいです。
太田・館林は、前橋とともに5年相対生存率が高い医療圏ですが、罹患率や死亡率はともに平均的な値です。
藤岡や特に桐生は、遠隔転移の割合は大きくはないのですが、5年相対生存率が低く死亡率が低下していません。がん検診による5年相対生存率の改善が目標です。
伊勢崎、渋川、富岡は、遠隔転移で発見された胃がんの割合が高く、限局/遠隔転移比が低いのが特徴です。特に富岡は限局/遠隔転移比が低く5年相対生存率が低めの値です。胃がん検診による二次予防が重要な医療圏です。
吾妻は、罹患率も死亡率も低いのが特徴です。他県で診断・治療されている可能性も考慮する必要があります。
一方、沼田は、罹患率も死亡率も高いのが特徴です。減塩などの一次予防と胃がん検診による二次予防の両方が重要です。
前橋は、罹患率は高いのですが死亡率は県全体の値くらいに抑えられています。遠隔転移と比べた限局で発見された胃がんの割合が大きく、5年相対生存率も高い値です。
高崎は、遠隔転移と比べると限局で発見された胃がんの割合が大きいのが特徴ですが、5年相対生存率は県全体の値くらいで、罹患率や死亡率もともに県全体の値くらいです。
太田・館林は、前橋とともに5年相対生存率が高い医療圏ですが、罹患率や死亡率はともに平均的な値です。
藤岡や特に桐生は、遠隔転移の割合は大きくはないのですが、5年相対生存率が低く死亡率が低下していません。がん検診による5年相対生存率の改善が目標です。
伊勢崎、渋川、富岡は、遠隔転移で発見された胃がんの割合が高く、限局/遠隔転移比が低いのが特徴です。特に富岡は限局/遠隔転移比が低く5年相対生存率が低めの値です。胃がん検診による二次予防が重要な医療圏です。
吾妻は、罹患率も死亡率も低いのが特徴です。他県で診断・治療されている可能性も考慮する必要があります。
一方、沼田は、罹患率も死亡率も高いのが特徴です。減塩などの一次予防と胃がん検診による二次予防の両方が重要です。
大腸がん男性
前橋、吾妻、沼田は、罹患率が高いのですが死亡率は低めに抑えられている医療圏です。これらの医療圏は限局/遠隔転移比が高めで、5年相対生存率は良好です。
桐生、藤岡は、罹患率は低めなのに死亡率は高いのが特徴です。限局/遠隔転移比は県全体の値に近いのですが5年相対生存率が低いので、がん検診による早期発見で生存率の向上が重要です。
渋川は、罹患率も死亡率も低い医療圏です。5年相対生存率も良好です。
富岡は、最も罹患率は低く、死亡率は低めにとどまっている医療圏です。限局の割合が高いのですが5年相対生存率は低い特徴も認めます。
高崎、太田・館林、伊勢崎は、いずれの指標も県全体の値に近い医療圏ですが、伊勢崎では限局/遠隔転移比が低く、5年相対生存率も低めです。
前橋、吾妻、沼田は、罹患率が高いのですが死亡率は低めに抑えられている医療圏です。これらの医療圏は限局/遠隔転移比が高めで、5年相対生存率は良好です。
桐生、藤岡は、罹患率は低めなのに死亡率は高いのが特徴です。限局/遠隔転移比は県全体の値に近いのですが5年相対生存率が低いので、がん検診による早期発見で生存率の向上が重要です。
渋川は、罹患率も死亡率も低い医療圏です。5年相対生存率も良好です。
富岡は、最も罹患率は低く、死亡率は低めにとどまっている医療圏です。限局の割合が高いのですが5年相対生存率は低い特徴も認めます。
高崎、太田・館林、伊勢崎は、いずれの指標も県全体の値に近い医療圏ですが、伊勢崎では限局/遠隔転移比が低く、5年相対生存率も低めです。
大腸がん女性
沼田、前橋は、罹患率は高いのですが死亡率は低めに抑えられている医療圏です。限局の割合が大きく限局/遠隔転移比も高い値です。5年相対生存率も高い値です。
藤岡は、罹患率は低いのですが死亡率は高い医療圏です。遠隔転移と限局の割合が大きいので、遠隔転移を減らすようがん検診による二次予防が重要です。
吾妻は、罹患率も死亡率も低いのが特徴です。遠隔転移の割合は小さく限局/遠隔転移比も高い値になっています。また、5年相対生存率も良好です。太田・館林も、やはり罹患率も死亡率も低いのですが。隣接臓器浸潤や遠隔転移の割合が比較的大きいので、がん検診による早期発見が重要です。
高崎、桐生は、罹患率・死亡率や限局/遠隔転移比は県全体の値に近い医療圏ですが、比較的低い5年相対生存率を改善させることが今後の課題です。
伊勢崎、富岡は、遠隔転移で発見された大腸がんの割合が大きく限局の割合が小さいために、限局/遠隔転移比が低い医療圏です。特に富岡は5年相対生存率が低いのでがん検診による早期発見・早期治療が重要です。
沼田、前橋は、罹患率は高いのですが死亡率は低めに抑えられている医療圏です。限局の割合が大きく限局/遠隔転移比も高い値です。5年相対生存率も高い値です。
藤岡は、罹患率は低いのですが死亡率は高い医療圏です。遠隔転移と限局の割合が大きいので、遠隔転移を減らすようがん検診による二次予防が重要です。
吾妻は、罹患率も死亡率も低いのが特徴です。遠隔転移の割合は小さく限局/遠隔転移比も高い値になっています。また、5年相対生存率も良好です。太田・館林も、やはり罹患率も死亡率も低いのですが。隣接臓器浸潤や遠隔転移の割合が比較的大きいので、がん検診による早期発見が重要です。
高崎、桐生は、罹患率・死亡率や限局/遠隔転移比は県全体の値に近い医療圏ですが、比較的低い5年相対生存率を改善させることが今後の課題です。
伊勢崎、富岡は、遠隔転移で発見された大腸がんの割合が大きく限局の割合が小さいために、限局/遠隔転移比が低い医療圏です。特に富岡は5年相対生存率が低いのでがん検診による早期発見・早期治療が重要です。
肺がん男性
前橋は、罹患率は高いのですが死亡率は県全体の値くらいに抑えられています。遠隔転移と比べて限局で発見された肺がんの割合が大きく、5年相対生存率も高いという特徴を認めます。渋川も同様の傾向を認める医療圏です。
高崎、沼田は、罹患率が低く死亡率も低めです。5年相対生存率や限局/遠隔転移比は県全体の値に近い医療圏です。
桐生、藤岡は、罹患率が高く死亡率も高い医療圏です。また、5年相対生存率が低いという特徴も認めます。禁煙による一次予防やがん検診による二次予防が重要です。
伊勢崎、太田・館林は、限局と比べると遠隔転移で発見された肺がんの割合が大きく、5年相対生存率が比較的低いのが特徴です。がん検診による二次予防が重要です。
富岡、吾妻は、死亡率が低い医療圏です。図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい特徴があります。さらに吾妻は、限局で発見された肺がんの割合が大きい特徴も認めます。
前橋は、罹患率は高いのですが死亡率は県全体の値くらいに抑えられています。遠隔転移と比べて限局で発見された肺がんの割合が大きく、5年相対生存率も高いという特徴を認めます。渋川も同様の傾向を認める医療圏です。
高崎、沼田は、罹患率が低く死亡率も低めです。5年相対生存率や限局/遠隔転移比は県全体の値に近い医療圏です。
桐生、藤岡は、罹患率が高く死亡率も高い医療圏です。また、5年相対生存率が低いという特徴も認めます。禁煙による一次予防やがん検診による二次予防が重要です。
伊勢崎、太田・館林は、限局と比べると遠隔転移で発見された肺がんの割合が大きく、5年相対生存率が比較的低いのが特徴です。がん検診による二次予防が重要です。
富岡、吾妻は、死亡率が低い医療圏です。図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい特徴があります。さらに吾妻は、限局で発見された肺がんの割合が大きい特徴も認めます。
肺がん女性
渋川、吾妻は、限局で発見された肺がんの割合が大きく、5年相対生存率が高い医療圏です。
藤岡は、罹患率も死亡率も低い医療圏です。しかし、隣接臓器浸潤や遠隔転移で発見された肺がんの割合が大きく限局/遠隔転移比が低いので、がん検診による二次検診が重要が重要です。
富岡は、罹患率が高いのですが死亡率は低く抑えられている医療圏です。5年相対生存率も比較的良好です。罹患率を抑えるために禁煙対策が重要です。
前橋、伊勢崎、沼田は、罹患率は県全体の値くらいですが、死亡率は高いので、がん検診による二次予防が重要です。
高崎、桐生、太田・館林は、罹患率や死亡率が県全体の値に近い医療圏です。しかし、桐生、太田・館林は、5年相対生存率が低く、太田・館林、高崎は、限局と比べると遠隔転移で発見された肺がんの割合が大きいという課題があります。
渋川、吾妻は、限局で発見された肺がんの割合が大きく、5年相対生存率が高い医療圏です。
藤岡は、罹患率も死亡率も低い医療圏です。しかし、隣接臓器浸潤や遠隔転移で発見された肺がんの割合が大きく限局/遠隔転移比が低いので、がん検診による二次検診が重要が重要です。
富岡は、罹患率が高いのですが死亡率は低く抑えられている医療圏です。5年相対生存率も比較的良好です。罹患率を抑えるために禁煙対策が重要です。
前橋、伊勢崎、沼田は、罹患率は県全体の値くらいですが、死亡率は高いので、がん検診による二次予防が重要です。
高崎、桐生、太田・館林は、罹患率や死亡率が県全体の値に近い医療圏です。しかし、桐生、太田・館林は、5年相対生存率が低く、太田・館林、高崎は、限局と比べると遠隔転移で発見された肺がんの割合が大きいという課題があります。
肝がん
肝がん男性
前橋、高崎、桐生は、罹患率が高い医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
伊勢崎、渋川、富岡は、罹患率や死亡率が低い医療圏です。 5年相対生存率も良好です。
藤岡、太田・館林は、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい医療圏です。特に藤岡は、死亡率が高く5年相対生存率は低い特徴があります。 健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
吾妻は、死亡率が低く、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい医療圏です。限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤と遠隔転移)で発見された割合が大きいのですが、5年相対生存率は比較的良好です。他県で死亡された場合は死亡情報を得られなかったために、見かけ上死亡率が低くなった可能性もあります。
沼田は、 遠隔転移の割合が小さいので限局/遠隔転移比は高いのですが、隣接臓器浸潤の割合は大きく、5年相対生存率は低めです。また、死亡率が比較的高い医療圏です。 健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
前橋、高崎、桐生は、罹患率が高い医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
伊勢崎、渋川、富岡は、罹患率や死亡率が低い医療圏です。 5年相対生存率も良好です。
藤岡、太田・館林は、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい医療圏です。特に藤岡は、死亡率が高く5年相対生存率は低い特徴があります。 健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
吾妻は、死亡率が低く、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい医療圏です。限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤と遠隔転移)で発見された割合が大きいのですが、5年相対生存率は比較的良好です。他県で死亡された場合は死亡情報を得られなかったために、見かけ上死亡率が低くなった可能性もあります。
沼田は、 遠隔転移の割合が小さいので限局/遠隔転移比は高いのですが、隣接臓器浸潤の割合は大きく、5年相対生存率は低めです。また、死亡率が比較的高い医療圏です。 健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
肝がん女性
前橋、高崎、伊勢崎、沼田は、罹患率は高く死亡率は県全体の値よりも少し高めの医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
桐生は、罹患率も死亡率もともに高い医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
藤岡、吾妻は、罹患率と死亡率が低いのですが、5年相対生存率が低いという課題がある医療圏です。
太田・館林は、罹患率は低めですが死亡率は県全体の値よりも少し低い程度なので、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
渋川、富岡は、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい医療圏です。5年相対生存率も良好です。
前橋、高崎、伊勢崎、沼田は、罹患率は高く死亡率は県全体の値よりも少し高めの医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
桐生は、罹患率も死亡率もともに高い医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
藤岡、吾妻は、罹患率と死亡率が低いのですが、5年相対生存率が低いという課題がある医療圏です。
太田・館林は、罹患率は低めですが死亡率は県全体の値よりも少し低い程度なので、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい医療圏です。健康診断や、肝炎ウイルス検診・治療が重要です。
渋川、富岡は、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい医療圏です。5年相対生存率も良好です。
前立腺がん
前立腺がん男性
前橋、沼田は、罹患率が高い医療圏です。図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい特徴があります。遠隔転移と比べて限局で発見された前立腺がんの割合が大きく、5年相対生存率は良好です。
高崎、伊勢崎、太田・館林、渋川は、罹患率は県全体の値に近いのですが、死亡率が高い医療圏です。死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい特徴があります。
桐生は、罹患率と死亡率が比較的低い医療圏です。特徴的なのは、限局の割合は大きく遠隔転移の割合は小さいので限局/遠隔転移比が高いことです。
藤岡は、罹患率と死亡率が低い医療圏です。しかし、限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きいために限局/遠隔転移比が低くなっています。そのため5年相対生存率が低いことが問題です。
吾妻、富岡は、罹患率は低く(特に吾妻)死亡率も低めです。 しかし、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい傾向があります。吾妻では限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きいために限局/遠隔転移比が低くなっています。両医療圏とも5年相対生存率が若干低めです。
前橋、沼田は、罹患率が高い医療圏です。図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい特徴があります。遠隔転移と比べて限局で発見された前立腺がんの割合が大きく、5年相対生存率は良好です。
高崎、伊勢崎、太田・館林、渋川は、罹患率は県全体の値に近いのですが、死亡率が高い医療圏です。死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい特徴があります。
桐生は、罹患率と死亡率が比較的低い医療圏です。特徴的なのは、限局の割合は大きく遠隔転移の割合は小さいので限局/遠隔転移比が高いことです。
藤岡は、罹患率と死亡率が低い医療圏です。しかし、限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きいために限局/遠隔転移比が低くなっています。そのため5年相対生存率が低いことが問題です。
吾妻、富岡は、罹患率は低く(特に吾妻)死亡率も低めです。 しかし、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい傾向があります。吾妻では限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きいために限局/遠隔転移比が低くなっています。両医療圏とも5年相対生存率が若干低めです。
子宮がん女性
吾妻、桐生、前橋、沼田は、罹患率が高く、死亡率は県全体の値と同じかやや高い医療圏です。進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きく、前橋や吾妻の死亡率は高めです。がん検診による二次予防が重要です。
高崎、渋川、藤岡は、罹患率は比較的低いのですが、藤岡の死亡率は高く、高崎、渋川も比較的高い医療圏です。図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい特徴があります。限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きく限局/遠隔転移比が低いので、がん検診による二次予防の重点地区です。
伊勢崎、太田・館林は、限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が小さく、限局/遠隔転移比が高い医療圏です。両医療圏とも死亡率は低めですが、伊勢崎は罹患率が高いものの5年相対生存率が良好なのが特徴です。
富岡は、罹患率や死亡率が低い医療圏です。遠隔転移の割合が小さいので限局/遠隔転移比は高いのですが、隣接臓器浸潤の割合は大きく、5年相対生存率が低いことが課題です。
吾妻、桐生、前橋、沼田は、罹患率が高く、死亡率は県全体の値と同じかやや高い医療圏です。進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きく、前橋や吾妻の死亡率は高めです。がん検診による二次予防が重要です。
高崎、渋川、藤岡は、罹患率は比較的低いのですが、藤岡の死亡率は高く、高崎、渋川も比較的高い医療圏です。図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が小さい特徴があります。限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が大きく限局/遠隔転移比が低いので、がん検診による二次予防の重点地区です。
伊勢崎、太田・館林は、限局に比べて進んだ病期(隣接臓器浸潤あるいは遠隔転移)で発見された割合が小さく、限局/遠隔転移比が高い医療圏です。両医療圏とも死亡率は低めですが、伊勢崎は罹患率が高いものの5年相対生存率が良好なのが特徴です。
富岡は、罹患率や死亡率が低い医療圏です。遠隔転移の割合が小さいので限局/遠隔転移比は高いのですが、隣接臓器浸潤の割合は大きく、5年相対生存率が低いことが課題です。
乳がん女性
前橋、高崎、太田・館林は、罹患率が高く死亡率も高い医療圏です。がん検診による二次予防が重要です。
桐生、富岡、沼田は、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい特徴があります。しかし、桐生は罹患率が高めで、沼田は5年相対生存率が比較的低めという課題が挙げられます。
伊勢崎、渋川は、罹患率が低く死亡率も低い医療圏です。しかし、遠隔転移の割合が大きいために限局/遠隔転移比が低い課題もあります。がん検診による二次予防が重要な医療圏です。
藤岡は、罹患率も死亡率も低い医療圏です。隣接臓器浸潤や遠隔転移の割合が低く、限局/遠隔転移率は高い値ですが、5年相対生存率が低めなのが今後の課題です。
吾妻は、隣接臓器浸潤や遠隔転移の割合が低く限局/遠隔転移比は高い値です。5年相対生存率も良好な医療圏です。
前橋、高崎、太田・館林は、罹患率が高く死亡率も高い医療圏です。がん検診による二次予防が重要です。
桐生、富岡、沼田は、図には表されていませんが、死亡を減らした度合い(罹患率と死亡率の差を罹患率で割った値)が大きい特徴があります。しかし、桐生は罹患率が高めで、沼田は5年相対生存率が比較的低めという課題が挙げられます。
伊勢崎、渋川は、罹患率が低く死亡率も低い医療圏です。しかし、遠隔転移の割合が大きいために限局/遠隔転移比が低い課題もあります。がん検診による二次予防が重要な医療圏です。
藤岡は、罹患率も死亡率も低い医療圏です。隣接臓器浸潤や遠隔転移の割合が低く、限局/遠隔転移率は高い値ですが、5年相対生存率が低めなのが今後の課題です。
吾妻は、隣接臓器浸潤や遠隔転移の割合が低く限局/遠隔転移比は高い値です。5年相対生存率も良好な医療圏です。
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桐生は、罹患率は低いのですが死亡率が高いのが特徴です。さらに限局で発見された胃がんの割合が低いことから、胃がん検診による早期発見・早期治療が重要です。
沼田や太田・館林は、罹患率が高めで死亡率も高めです。減塩などの一次予防と胃がん検診による二次予防の両方が重要です。
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